気候変動対応型 打ち水大作戦とは

「誰一人取り残さない」をスローガンに、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すSDGs(持続可能な開発目標)。各国でさまざまな取り組みが行われる一方で、対策すべき目標のひとつに掲げられる「気候変動」は急激なスピードで進み、人類がこれまで経験したことのないような異常な高温をはじめ、豪雨や渇水、強力な台風など、世界各地で「水」に関係した異常気象が起こっています。

  • 19世紀後半以降100年当たりの年平均気温の上昇

    • 0.76℃上昇 世界※1
    • 1.35℃上昇 日本※2
  • 4月に東京都※3で観測した夏日(最高気温が25℃以上の日)

    • 0日 1994年※4
    • 8日 2024年※5
  • 全国での非常に激しい雨(1時間に50mm以上)の年間発生回数※6

    • 241回 1983年
    • 326回 2023年

誰もが手軽に楽しくできる環境活動として歩んできた打ち水大作戦だからこそ、自分たちなりのやり方で、刻一刻と変化する状況へ適応していく必要がある。そう考えた私たち打ち水大作戦本部は、

気候変動対応型 打ち水大作戦

を2024年からの活動テーマに、1年365日、暑い日は晴れたら打ち水することを呼びかけていきます。
今すぐに状況を変えることは難しいかもしれないけれど、打ち水を通じて私たちの「意識」を変えることはできるはず。
持続可能な世界を目指して、新しい打ち水大作戦が始まりました。

気候変動対応型 打ち水大作戦の3つのアクション

  • 11年365日、暑い日は
    晴れたら打ち水しよう

  • 2気候変動に適応するために学ぼう

  • 3あらためて水について知り、賢く水を使おう

  • 11年365日、暑い日は晴れたら打ち水しよう

    気候変動がすすんだ結果、これまで「夏」とされてきた時期に限らず、暑い日・時間帯が増えています。真冬に夏日を観測するこの時代で、私たちは「季節に関係なく、1年365日、『暑い』と感じた日は打ち水をする」ことを基本に、「暑さ」と「暑さの原因」へ、引き続き「水」で対抗していきましょう。

  • 2気候変動に適応するために学ぼう

    SDGs、およびパリ協定では、気候変動のスピードを「ゆるめる」ための取り組みとともに、気候変動に「適応する」能力を身につけることが求められています。
    「気温・水・気象の変化」は、すべてがかかわり合っています。そこで、「打ち水の原理」とも言える、気化熱や水の循環、気象について学びましょう。打ち水大作戦本部も、その基礎となる知識を学ぶ場を提供していきます

  • 3あらためて水について知り、賢く水を使おう

    打ち水大作戦では、「水道水は使わず、二次利用水を使う」ことを基本ルールとしてきました。蛇口をひねると出てくる水は当たり前のものではなく、「安全な水をいつでも使える」のは、それを支える方々のたゆまぬ努力があるおかげです。
    そんな水についてあらためて学び、賢く水を使えるようになりましょう