1打ち水大作戦との関わり
環境大臣を務めていた頃から、大丸有地区の打ち水イベントなどに参加していました。都知事になってからも、2017年に都民広場の打ち水開幕イベントを主催するとともに、東京ミッドタウン日比谷や大丸有地区の打ち水にも参加。私はいわゆる「打ち水のプロ」として、打ち水の普及・定着に努めてきました。
今年、東京都ではHTTのキャンペーンを進めています。電力、エネルギー消費を「減らす」のH、太陽光などでエネルギーを「創る」のT、蓄電池などで「蓄める」のT。このHTTの運動を皆さんと進める上で、電力使用を抑え涼を得ることができる打ち水は、江戸の昔から続くとても有効な手段です。
2これまで印象的だった打ち水大作戦に関するエピソード
これまでも数多くのイベントに参加し、どれも思い出深いのですが、最近では、コロナ禍を経て3年ぶりに開催された「エンタの街 日比谷 打ち水月間」のオープニングセレモニーです。ここでは打ち水の文化や撒き方をお話しし、電力ひっ迫に向けた取組としてHTT<Ⓗ減らす Ⓣ創る Ⓣ蓄める>もご紹介しました。参加された皆さんも、久しぶりの打ち水を楽しまれたのではないでしょうか。
3打ち水大作戦がきっかけとなって生まれた出来事
2017年都民広場での打ち水は、東京都として「打ち水日和~江戸の知恵・東京のおもてなし~」を開始したキックオフイベントです。このイベントでは、打ち水大作戦本部の事務局である日本水フォーラムの皆様をお招きし、芸能人や大学教授を交えた打ち水セミナー、トークショー、一斉打ち水などを行いました。当日は、1,000名以上が訪れました。これ以降、都内各所での打ち水実施団体が増え、打ち水の普及・定着につながっています。
4打ち水大作戦を一言で表現するなら?
打ち水とは、まさしく「江戸の知恵・東京のおもてなし」です。打ち水大作戦は、こうした「伝統文化を継承するムーブメント」と言うことができるのではないでしょうか。東京都も、夏の間、都内各所で打ち水に取り組んでいただくよう呼びかけています。これまでに500団体以上が参加され、打ち水の作法を紹介した東京都オリジナルの手ぬぐいは10万枚以上配布しました。更に取組の輪が広がるよう、サポートしていきます。
「小池 百合子」の
マイ打ち水アイテムは…打ち水グッズ(法被・のぼり・手ぬぐい)
※法被・のぼりは、②④の写真をご覧ください。
6打ち水をする人へメッセージ
「打ち水」は、夏に涼しさを得るために、江戸の昔から伝わる生活の知恵であり、また、おもてなしの心を形にしたものでもあります。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を徹底し、熱中症にも注意しながら、皆さんご一緒に、環境にやさしい暑さ対策「打ち水」で、涼しい風を呼び込みましょう。
※掲載内容は2022年8月現在の情報です