20年前。
2003年8月25日正午に、かつての江戸(東京)で決行された「大江戸打ち水大作戦」。
江戸時代の庶民の知恵「打ち水」がヒートアイランド現象に対してどのような効果を持つのか、
決められた時間にみんなでいっせいに打ち水をして、その効果を検証しよう。
そんな壮大な社会実験として打ち水大作戦はスタートしました。
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「この指とまれ!」。できるだけ多くの人にいっせい打ち水に参加してほしい。
テレビやラジオ、インターネット、SNSを通して、
打ち水大作戦への参加を呼びかけるのが作戦本部の役目でした。
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2年目以降、打ち水大作戦の輪は全国に拡大。
自治体・商店街・市民や学生団体などの主催で様々な「この指とまれ!」が生まれ、
日本の各地で個性あふれる打ち水大作戦が繰り広げられるようになりました。
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日本全国打ち水大会議を開催した5年目には、打ち水大作戦の参加者は推定961万と過去最多を記録。
2005年と2006年のフランス(パリ)、2008年のスペイン、2009年の韓国と、
世界にも広がりを見せました。
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各地の打ち水大作戦イベントや呼びかけが、家でも打ち水を行うきっかけになる。
打ち水大作戦10年目の2013年頃には、打ち水大作戦本部は
打ち水を通して水の大切さ・不思議さに思いを馳せるエコな環境啓発活動として
日常に打ち水を定着する活動も推進するようになりました。
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スタート当初は自らが打ち水大作戦を開催する側だった作戦本部ですが、
20年を経る間、各地の打ち水大作戦の開催を支援・応援することに活動の軸足が移ってきました。
そこで、20年め、打ち水大作戦本部では
打ち水大作戦を主催する・参加する皆さんへの「ありがとう」の気持ちと、
これからも応援・支援し続けるという思いを、改めて強く決意しました。
今まで行ってきたイベント告知などの応援・支援に加えて、
・打ち水に関する活動をされている方が
励みあい活動のモチベーションになるような「打ち水大作戦フォーラム」
・各地の特徴ある打ち水大作戦を紹介して打ち水大作戦開催の参考となる記事
・打ち水にまつわるエトセトラをまとめた打ち水白書
など、
さらに応援・支援をパワーアップする企画を3年計画で実行していきます。
お知らせできるタイミングになりましたら、
WEBサイトで告知していきますので乞うご期待ください。
令和5(2023)年4月12日(水)
打ち水大作戦20周年めの決意表明
打ち水大作戦本部