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ECOスタディツアー3日目「みずがはぐくむおいしさ発見ツアー」開催報告

2011年8月19日

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4日間の折り返しを迎えたECOスタディツアー「親子で発見!水の未来」。第3日目として『みずがはぐくむおいしさ発見ツアー』が8月19日(金)に開催されました。無農薬野菜栽培に取り組んでいる株式会社ECAさんのご協力のもと、食べ物と水の関わりや、自然の力を利用した農法について学び、おいしいおいしい野菜を丸かじりした様子を報告します。
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"食べ物をつくるのに、水が使われている?”
「農業を営んでいる人・工場で働いている人・私たちの3人の中で、誰が一番水を使っているでしょう?」天気予報より早く降り出した雨の中、参加者一同18名をのせたバスの中では、食べ物と水の関わりについてのクイズが行なわれました。問題の答え、一番水を使う人はずばり、農業を営んでいる人です。
私たち人間も水がないと生きていけないのと同様に、野菜も水がなければ生きていけません。参加者一同は、おいしい野菜をつくるためには、きれいな水がたくさん必要であることを、クイズを通して学んでいきました。

"一粒一粒、ていねいに。”
今回のツアー舞台、千葉県流山市は、あいにくの雨です。それでも、農業を営む人にはやることがたくさん。今日はビニールハウスの中でキャベツとブロッコリーの種蒔きをしました。参加者の子どもたちは、やわらかいふかふかの土の中に小さな小さな種を一粒ずつていねいに蒔いていきます。「今日蒔いた種は、だいたい4日前後で芽が出ます。食べられるくらい大きくなるには、だいたい90日くらいですね。」講師の株式会社ECA 流山自然農場の野口豪さんの話を聞いて、種から発芽する様子を想像する子どもたち。思わず「がんばって芽を出してね!」と応援してしまいます。

"初めての驚きを、畑で。”
種蒔きだけでなく、子どもたちは自分の腕より太いきゅうりを丸かじりしたり、ゴーヤの真っ赤な種をおそるおそる食べてみたり、きゅうりのカーテンドームを探検したり、たくさんの「初めて!」を経験しました。毎日何気なく食べている野菜ですが、どのような人たちに、どのように育てられているのかを、私たちはあまり意識しません。でも、実際に畑に行ってみると、自分の手で野菜を育てることの楽しさ、野菜から学ぶ知恵を知ることができます。
流山自然農場では、コンパニオンプランツという方法で、異なる種類の野菜を一緒に植える(ミニトマトの周りにバジルを植える、キャロットとニンジンを交互に植える、など)ことで虫をよせつけず、より多くの野菜を収穫できるよう工夫しています。このように自然の力を理解し、活用することで、より安心で安全で、よりおいしい野菜をつくることができるのです。
野菜を育てることの楽しさに触れた子どもたちから聞かれた「また畑に行きたい!」といううれしい声とともに、今ツアーは終了しました。

芽が出ました!!

種をまいて4日後、かわいい双葉の芽がいっせいにでました。農場の野口さんが送ってくれた写真です。りっぱなキャベツ、ブロッコリーに育ちますように!!