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ECOスタディツアー4日目最終回「自分だけのトイレづくりツアー」開催報告

2011年8月21日

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とうとう最終日を迎えたECOスタディツアー「親子で発見!水の未来」。最終日の4回目の8月20日(土)は、『自分だけのトイレづくりツアー』と題し、下水道の役割や未来を学ぶとともに、災害用簡易トイレをダンボールで作成しました。災害時に実際に使用できるトイレを、苦戦しながらも親子で協力してつくりあげた様子を報告します。
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"下水道の役割とは?”
今日の会場は、お台場・有明にある「虹の下水道館」。ここは、下水をきれいに処理してから川や海へ流す役割を担っている有明水再生センターという施設の真上にあります。水再生センターには、みんなのお風呂や洗濯やトイレで使った水が下水道管を通って集まります。これらの下水をそのまま川や海へ流したらどうなってしまうかな?下水道館スタッフの解説に、「魚が住めなくなっちゃう!」と元気に答える参加者の子どもたち。さらに、私たちの生活で汚い水を流しすぎると下水道の負担が大きくなり、下水道の種類によっては汚水をそのまま外部に流さなければならないことも解説。再生センターが汚泥除去や微生物処理によって水をきれいにする必要性を実感しました。

"トイレのひみつってなんだろう!”
私たちに一番身近な下水道の入り口ともいえるトイレですが、日常生活では「あるのが当たり前」と思ってしまい、その役割について改めて考える機会はあまりありません。しかし、地震や津波の多い日本において、急にトイレが使えなくなる状況になることは多分にあり得るのです。そんな緊急時に、どんな行動ができるでしょうか。まず、東京みずユースの解説のもと、トイレのひみつについて考えてみます。
トイレに必要なひみつとは、「座るところ」「安心して使うための壁やしきり」「便器を洗う水」「手を洗うところ」の4つ。これらの要素を、身の回りにある道具であてはめてみると・・・?ダンボールや牛乳パック、テントやカーテン、新聞紙やおがくず、ウェットティッシュなどなど、子どもたちもアイディアを絞ります。

"自分だけのトイレづくりに挑戦!”
今回は、災害用トイレとして実際に被災した場合でも使用できる、本格的なトイレをダンボールとビニール袋、新聞紙、ガムテープだけで作ってみます。子どもたちは慣れないカッターでの作業に苦戦しながらも、お母さんや学生スタッフの力を借りながら、みるみるうちにトイレの形を作っていきました。緊急時に自ら行動することに、年齢は関係ありません。今日のツアーで学んだことが、人びとの体や心の健康を守ることにつながることを確認した子どもたちは、自慢げにトイレを抱えて帰っていきました。

"水の未来を考える、はじまりの日”
本日の第4日目をもって、打ち水大作戦2011「ECOスタディツアー『親子で発見!水の未来』」は終了です。水の循環や大切さを実感することをメインテーマに据えた今ツアー。水の未来について自分から考えるきっかけを、未来のオトナの小学生たちに届けられたでしょうか。ツアーは終了しましたが、これで「おわり」ではなく、これが「はじまり」です。楽しい夏休みの学びを、これからも続く毎日の生活に活かしていけますように。
またみなさんにお会いできる日を楽しみにしております!


本ツアーで用いた学習ツール *トイレ作りマニュアルトイレ作りゲーム

(打ち水大作戦本部、東京みずユース一同)